Dfで撮る菜の花 〜慣れないCarl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF.2〜

2017/09/02

Carl Zeiss Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF.2 Nikon Df

Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF.2

憧れのCarl Zeiss…でも何がいいのかわからない程の初心者が買っていいものなのか…
でも使わないとわからないので、思い切って購入したんです。
初めてDfにつけて感じたのは「なんて作りの良いレンズなんだ…」
初心者でもわかります。この金属の重みと、ダイヤルのヌルヌル感。全体の剛性の高さが、触って分かります。Dfも完成度の高いカメラですが、この組み合わせは所有欲を極限までエクスタシーさせてくれます。
しかし…ファインダーをのぞいてピントを合わせようとすると…
なんてピントが薄いんだ…!
風が吹いて揺れる花なんて正気の沙汰じゃありませんでした…
でも、合焦した時の画像を見た時、いろんな戸惑いは消えました。発色、解像、いずれも別次元の感覚でしたねぇ。
正直、初心者には適さないかもしれません。でも、これで撮りまくれば、かなりの撮影スキルが身につくんじゃないでしょうか。
ピントの山や100mm特有の画角、F値によるボケの度合いなど、ハウツー本に書いてあるいろんなことが如実に感じることができるレンズなのかも。
かなり手強いレンズという印象ですが、使っていて「写真を撮ってる」という感覚になれます。デジタルカメラの場合、カメラがある程度やってくれるんですが、これは自分のとり方がダイレクトに現れますし。なので、家に帰ってディスプレイで見るときの緊張感があって楽しいわけです。
カメラのモニタで撮れてると感じても、ディスプレイで確認すると甘いピントが…
次はどんな撮り方で行くか考えるのが楽しいですね。

マクロレンズとはいえ、難しく考えずに、寄れる100mm単焦点としてガンガン使うのが良いのかも。現在はもう新シリーズ移行により作られてないため中古で買うしかありません。私も中古で買いました。高価な中古を購入するのは勇気が入ります。正直使っていて、不具合があるのかもわかりません。それでも、気難しいのにまた持ち出したくなるこのレンズ。買ってよかったと思えます。
機会があれぜひ触ってほしいですね。

Nikon Df Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF.2