Dfで撮る峠駅 ~米沢の山奥。新幹線が通過する不思議な駅~

2017/09/04

AF-S NIKKOR 50mm 1:1.8G NIKKOR Nikon Df

新幹線
まるで秘密基地からの発進
Nikon Df
こちらは荒廃。あちらは草木の繁茂。
峠駅
誰も切り替えませんよ。
過去にも掲載したんですが、改めて・・・
私が住んでいる町から峠駅までは、車で三時間程。近くは無いですね。
山形県米沢市の峠駅(wikipedia).
山奥にあるにもかかわらず、山形新幹線の通過駅として活用され、近隣の住民の利用もかなり少ないようです。
私が滞在した数時間のうちに、新幹線が通過したのは4回。在来線が停車したのは2回・・・。
そのうち在来線から下車した人は、自転車を担いだ若い人が3人1グループのみ。乗車した人は0人。
近隣に住宅の気配は無く、茶屋があるだけ。
この駅の目玉は「峠の餅」。売り子さんが停車している電車に近づき、売るというなんとも昭和レトロな風景が見られる。停車の度に毎回売るわけではなさそうで、停車した2回はどちらも売り子さんが居ませんでした。残念。
外見としては、古い駅舎が残されており、そこは当時のままの姿。鉄筋が張り巡らされ、板張りの外観は、何とも趣があります。
しかし実際列車が通過するのはその隣にひかれた新しい線路。なので、古い駅舎には自由に出入りできます。その中には当時使われていた設備機材がそのまま置かれています。錆びて動かない(動かす必要もない)大きな設備は、見ていて不思議な気持ちになります。
真夏だというのに周囲の空気はひんやりしていて爽やかですが、米沢の大通りから入って山を登るには、なかなか大変です。バイク乗りの人達も入れ替わりで途切れません。

ちなみにwikiによりますと2004年度の乗車人員は、1日平均10人
乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 16
2001 14
2002 13
2003 11
2004 10
だそうです。
これ、相当前なんで、今は一ケタでしょうか。この感じだと、同じ人が生活のためにやむなく使ってるって感じにも見えます。 また、イベントや季節によっては爆発的に人数が増える時期もあるはず。という事はほとんど0人・・・。


カメラを構えて中に入ると、思いのほか暗い・・・です。当たり前ですが照明は新しい部分には設置されていますが、古い方にはありません。板張りの外壁の隙間から漏れてくるのみです。
米沢は全国でも有数の豪雪地帯。こんな板切れ一枚の壁で大丈夫なのか・・・と思えるほど簡易的ですが。

家族で見学に来てる様子がチラホラ見かけられましたが、ちょっと見てすぐ帰る。当たり前ですね(笑)。子供には全く興味が無い訳ですし。あとは古い駅舎の中に車で入れるんですが、入っていいとは書いてません。それなのにみんなバンバン入ってきます。そのあたりはどうなんでしょうかねぇ。
カメラを携えた人たちも結構いましたが、ガチで撮影しまっせ!という感じは私ひとり。
平日なんて人の気配も怪しいかもしれませんね~。

興味がある方はいかがでしょうか。細い山道ですので道中くれぐれもお気をつけてm(__)m


Nikon Df   AF-S NIKKOR 50mm 1:1.8G