陰翳礼讃 X100Fで撮る暗がりからの光

2017/08/26

X100F


X100F ACROS
陰翳礼讃。谷崎潤一郎の作品から拝借。小難しい話は置いておいて…
暗がりから明るみはよく見える。しかしその逆は見えないから注意しなければならない。と、言った人がいるとかいないとか。
こんなに椅子があるのに、誰も座っていないなんて、いとおかしな風景だと思いませんか。椅子は座られる役割なのに、全くその機能を果たしていない。というか、椅子が悪いわけじゃないんですよね。座らない人間が、椅子の役割を奪っているのかもしれません。
では配置した人はなぜここにこうして並べたのでしょう。日当たりがいい場所で、コーヒーでも飲みながらくつろいでもらおうと考えたのかもしれませんね。
でも、その意図は残念ながらこの瞬間には反映されていません。

ACROSで撮影するときは、あまり難しいことを考えずに、露出も大まかに考えて撮っています。どちらかと言えば暗めに撮っている方が多いと自覚していますが…

液晶を見るより、やっぱりOVFでのぞく事がほとんどで、フィルムカメラのレンジファインダーのような楽しみ方を与えてくれます。更にはファインダー内にピント周辺の拡大モニタを出しておけば、そうそう外しません。

気になるものに眼が行ったら、のぞいて撮る。それだけ。